by artelatino
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しばらくぶりにブログを書きますが、今回はアートではなくって小説です。 エルネスト・サバトの『トンネル』を読んでいます。スペイン語で読むはじめての小説です。 とっても薄い本で、読みやすいです。 「私はフアン・パブロ・カステル。マリア・イリバルネを殺した画家。」と、始まります。 一人の女性と出会って、自分の側からは真実の愛と信じつつ、相手に対する、疑惑、憎しみばかりが自分を苦しめ続ける。状況と自己の心理を必死に客観視しようと、四六時中自己問答する主人公の心理的破壊がとてもリアルです。リアルであると言うのは、人には話さないけど自分の中に悪意がよぎる瞬間、理性を失って狂気的想像を膨らましている瞬間などがあると思うのですが、そういう瞬間が、自然体で(本当に起こりえるように)書かれています。 と言うのも主人公の思考と心理的錯乱が現実のスピードで書かれているからです。 読んでみてください!
by artelatino
| 2010-03-28 10:22
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